2018/07/23

真夏の都電散歩


新しいビルができつつある東京渋谷
日曜日の朝7時30分



相変わらずの雰囲気


そんな中、涙の出るような心意気
誰かの尻拭い

日本という国は、報酬のない
ボランティアで成り立っている
ブラック国家なのかもしれないなと
じんわり思いつつ

散歩部の集合と出発は



珈琲トップから今日も始まります
甘いアイスコーヒーで
脳に糖分を注ぎ込みます



副都心線で向かったのは雑司が谷


鬼子母神


朝9時30分
気温は37.3度

「やった! 学校休めるじゃん!」
そんな体温と同じレベル
ギリギリ、ファミコンで遊べる程度の微熱です

こんな日に散歩なんてしていいんでしょうか


参道の木陰はなんと気温30度

木陰で30度超えるのはいかんでしょ



なんかやってます


朝からなかなかの賑わい


意識が高そうです


せっかくの手づくり市なんですが
散歩部は一瞥しただけでスルー…して


日本最古の駄菓子屋として名をはせる
上川口屋でラムネをいただきます

雑司が谷鬼子母神についての
昔話を聞くことができました


もともとはこのお稲荷さんが
鎮座していた土地に、
鬼子母神様がやってきた、
という話



増上寺なんかが空襲で焼かれた中
こうして残ったのは奇跡だよね、と
樹齢600年のイチョウの木を見上げるのでした


少し歩くと


大鳥神社
かつては鬼子母神と並んで建っていたそうですが
明治時代の神仏分離令で現在の土地へ


鳥居の下におわす
プリケツ狛犬がとてもラブリー


絶賛工事中の都電をまたいで


オシャレタウン雑司が谷を歩きましょう

ウネウネとした道を
「これは川だね…」とか言いながら


あ、オシャレスポット発見!


なんと木造のアーケード
果たして営業しているのかどうなのか


雑司が谷2丁目だから
雑二ストアー
昭和遺構的エリア
お店が開いている時間に伺いたいスポット

雑司が谷は全体的に昭和感漂ってます


ヒョウも出ます


僕のわがままで大通りに出ます


はあああ(恍惚)
両脇の昭和感溢れるどころじゃない
建物も目に入りません


素敵な坂ァ

豊島区の富士見坂


そしてそこへ合流する
文京区日無し坂

日無し坂を降ります


途中まで階段
そのあとはつぎはぎの坂道


坂の終わりに何もない公園

堪能しました…

僕のわがままで坂を下ってもらったところで


続いて登りたい坂があるので、
またもわがままで部員たちを連れ回します


「ダメ!!」「するな!!」
よりも「アカン!!」の方が心に響く


あ、見えてきましたね


車の屋根が見えるほどの急勾配
のぞき坂

坂の上で短いスカートひらひらさせたら
のぞいてしまうでしょ

というほどの坂ということでしょうか


チャリで登るんか?

と思ったら左に曲がって行きました

我々散歩部も、この暑さの中
無理して坂を登ったらアカン!!
ということで

左折


すると、都電荒川線の線路にぶつかりました


クサボーボー線路の学習院下から


巣鴨地蔵通商店街の最寄り
庚申塚へワープします
ワープ中、冷房ガンガンで幸せ


猿田彦のお猿さんにご挨拶



暑いせいかあんまり人いないなぁ
とか思ってましたが


とげぬき地蔵付近は流石の賑わい



かつお節の匂いに包まれています



棘がぬけますように

暑い中水浴びして気持ち良さそう
僕も隣に立てば
水かけてゴシゴシしてもらえたでしょうか



珈琲貴族で小休止
休憩はこまめに


お昼ご飯も巣鴨で済ませちゃいましょう
ときわ食堂へ


アジフライのボリュームに大満足
(イカも美味そう…)



庚申塚からまたワープ


王子駅前へ

今回も都電荒川線、
一日乗車券にしたのでワープし放題です
都電に乗車するときに
「一日券で」と運転士さんに伝え、
ICカードで精算するだけで
そのICカードが一日券になってしまうという
なんてクールでスマートなシステムなんでしょう

その頃と変わらず400円
3回も乗れば元が取れるという
都民の生活に寄り添った値段設定
うれしい限りです


飛鳥山公園へ


アスカルゴに乗ります
はしゃぐ小さな子供達に囲まれて
おじさん3人もはしゃぎます


素敵な滑り台です


耐荷重はかなりありそうです

昔の都電やSL等が展示されていますが


我々は紙の博物館へ


紙すき体験はなかなかの混雑具合

待ち時間の間展示を回ります
おそらくは元技術者といった感じのおじさんたちに、
機械や紙の種類、加工、歴史なんかを
マニアックに解説してもらえました


そうして出来上がった紙すきハガキ
シャンシャン(?)がすかしで入っています
紙の厚さですかしを入れるのは
紙幣もおんなじなんだよと
教えてくれました



散歩要素が不足しているので
栄町までほんのり歩いてきましたが
特に何もありませんでした


終点三ノ輪橋

バラの咲く駅として有名です
大塚駅周辺にもバラがたくさん植えてあります
バラに囲まれた都電荒川線の愛称は
さくらトラムです

うーんこの


三ノ輪橋駅から荒川一中前にかけて
隣接する巨大アーケード
ジョイフル三ノ輪


入り口付近はいささか不安になる
ジョイフル具合でしたが


よかった、ジョイフルしてました


一部の人にはとてつもなく有名な
カリスマ鉄道写真家の画廊が


雑二ストアーどころじゃなく
昭和感が凄まじい街です



かつて山谷として、ある意味では栄えた
ドヤの名残がここに垣間見ることができます


あ、あれ銭湯じゃね?


町工場の煙突でした

この昭和の街角にもタワマンが迫っています


今回の散歩部も銭湯で汗を流して締めましょう

ジョイフル三ノ輪内にある大勝湯
朝10時から入れる珍しい銭湯です
5種類ほどのお湯があり、
温泉成分の浴槽が2種類ほどありました

家に帰ってから、何かくさい…
と思ったら温泉臭(いわゆる、硫黄の匂い)

体から服に染み付いて、奥さんに
ファブリーズ for Men吹きかけられました



そしてまた雑司が谷


今回はここで解散
各々、家路につきました

あまり歩き回ったりはしませんでしたが、
以前の猛暑の中の散歩の反省を生かし
都電荒川線ワープを駆使した
散歩コースとなりました
無理して歩くのはよくないです

ではまた、涼しくなった頃合いに散歩行きましょう
お疲れ様でした