8月16日
秩父の入川渓谷へ、
荒川の源流を求めて
大自然を写真部
今回のメンバーは
Gくんと、
Kちゃん
ハイキング初心者の僕の為に
会社の元センパイがお勧めしてくれた場所
今回は、
前半を旅ガイド的な情報と風景
後半を花と生き物の写真
と
超縦長にログしていきます
池袋から
西武池袋線 特急レッドアロー ちちぶ3号
6時50分発に乗る
用意してくれていたのでスムーズな乗車となった
割には、池袋駅の写真もレッドアロー号の写真もない
池袋駅で軽く迷ってしまったのが原因である
●
西武秩父駅には8時15分ごろ到着、
午後から雨の予報だったので、
駅前の仲見世のミニコンビニで
ペラペラレインコートを購入
ここから先は基本的に売店や自販機はない
秩父鉄道の三峰口駅前にはあるが
今回はバスで通過してしまうので
なにか準備に不足があればここで揃えたい
駅前のバス停、5番乗り場から、
8時25分発の区間急行 中津川行きのバスで
「川又」を目指す
買い物とかしていたら
乗るのがギリギリになってしまった
片道1000円ほどのバス料金も
秩父漫遊きっぷのクーポンに【込み】
ただ、乗る時にクーポンを「フリーパス」に
交換しておかなくてはならなかったらしく
降りる時に運転手さんにドヤドヤされてしまった
そんなバスの車窓からは見事な景色
滝沢ダムの前のループ橋
約1時間の道のりを経て
川又、9時30分に到着
バス停横には立派なトイレがある
この先の道を左へ行くと、荒川沿いへ
さすが、あちこちから湧き水が
このあたりからかなぁ、
気づくと携帯電話(au)は圏外に
落石注意の標識
川を見下ろす結構な高さの崖
不動様にお参りを
キャンプ場近くでは水遊びする子どもたち
真夏なだけあってさすがに暑いが
時折、川から吹き上げる
ひんやりとした風が気持ちいい
まるで夏の銀座歩きから
三越に入った時のような感覚
年季の入った警鐘
釣り場が見えてきた
ルールがいろいろあるんだね
山ガール達も来ていたが、
基本人は少なめ
静かに落ち着いて森を堪能
東京大学の演習林ということで
研究用なのかモノレールが
林道の分岐
右は登山道、左は渓谷へ
ずいぶん高い所から見下ろす川
途中、何カ所か急な小さい階段があったけど
川遊びはキャンプ場のあたりがイイネ
突然現れた谷へむき出しのレール
林業用トロッコの廃線
しばらく、このレールの上を
スタンドバイミー
道幅はやや狭く、ぬかるんで滑りやすい
途中、橋の柵がひしゃげてた
巨大な落石…いや
落岩があった事を物語る
あの中のどれかかな…
この辺りから、同じバスで来ていた人たち
後ろから追い抜いていった人たちが
戻ってくるのとすれ違う
つまり、我々の歩みはすごーく遅いのだ
●
13時、
歩き始めて3時間30分
沢の音が激しく…いや、雨の音だ
レインコート買っといてよかった
発電所の取水施設が見えたら目的地は近い
なかなかフレッシュ感溢れる土砂崩れを越え
赤沢出合に13時30分到着
片道早くて1時間30分の行程を
およそ倍以上の時間をかけてしまった
それもこれも、
のんびり写真を撮りながら
だった為である
広場になっていて、ベンチがすこしある
入川と
赤沢の合流点
雨の中、つぶれたコンビニサンドイッチを食べる
そこでG君が粋な計らい
バーナーでインスタントコーヒーを入れてくれた
G君の巨大なリュックからいろんな物が出てきて面白い
青いレインコートを着てデカい荷物で膨らんだその姿
まさにドラえもん
僕の企画をこんなに楽しみにしてくれて
たくさんのレンズ、装備を用意してきてくれた
こんな雨の中でも喜んでくれた
僕、すっかりドラ泣きしちゃいました
●
ここはゴールではない
家に戻らねばならない
帰りのバスは16時30分
現在時刻は14時
家に戻るまでが写真部です!
さっき来た土砂越えて
濁流と化している川を見下ろして
日差しはなく、暗い見通し
行きのペースの数倍の早さで
進んでいく
不安な帰り道、
釣り場まで戻ってきて
一安心
キャンプ場の管理棟で
「メープルサイダー」300円を購入
「私が樹液を摂りました」
と管理人のおっちゃん
このサイダーのこだわりを聞かされつつ
屋根のある所で一休み
雨の道のりでくたびれた気持ちと体に
メープルの香りとさわやかな甘さが
じんわり広がっていく
キャンプ場のオバちゃんの
入川渓谷の魅力の話を聞きながら
キャンプを楽しむ子どもたちを眺めながら
荷物を整えて
再出発
すると、雷鳴が轟く
幸い、雷はそれほど激しくなかったが
キャンプ場からバス停まで
とても長く感じた
バス停にも、来たバスにも
他に人はいない
帰りのバスから見たダムとループ橋は
完全に雲の中
キャンプ場のあたりの標高は
だいたい700メートル
赤沢出合のあたりは900メートルほど
あるそうだ
キャンプ場のオバちゃんの話では
昼に日差しがあれば暑く
朝晩は寒いとのこと
あまりアップダウンを感じさせない道のりだったが
僕をクタクタにさせるには十分だ
次行く時はちゃんとした靴にしよう
(VANSのスケーター靴で行きました)
気を失っている間に
17時50分、バスは西武秩父へ到着
仲見世を軽く通ってみたら
萌でアピールするあざとさ
バスの時間、特急の時間を考えると
結構、余裕がないものである
駅前見物もそこそこに
18時25分発の
特急レッドアロー ちちぶ44号に乗り込む
ずぶぬれのスニーカー、ジーンズ
心地悪さもいい思い出になるはず
池袋に到着したのは19時47分
ジャンボ餃子で今回は解散
行程は以上
●
ここからは、虫や、カエルが苦手なら見ない方がいい
行きは基本Super Takumar 55mm f1.8で
帰りはいろいろレンズ変えながら撮影と思ってた
けどまあ、あいにくの天気で計画通りにはいかず
心構えとして
ISO感度はオートで100〜1600
絞りはf2.8〜5.6
SSはぶれない程度に
自動のAVで(限界1/125秒)
ユリかと思ってたけど
ナツズイセン
前日は雨降ったのかな? 濡れてる
すこし小高い所にキツネノカミソリ
どちらもヒガンバナの仲間らしい
たしかにつぼみや生え方が同じだ!
これはイワタバコ
暗いので、絞り開放にしたら
背景グルグルボケに甘甘ピント!
やっぱり絞りはf2.8ぐらいがいいかな
玉紫陽花があちらこちらに
街より遅く咲くみたい
ミズヒキ
ハエドクソウ?
小さい花はわからん
調べるなら葉っぱも撮らないとなぁ
ホタルブクロと小さなクモ
ツリガネニンジンに小さなアブ
キバナアキギリ
実を付けたマムシグサ
始めはその奇妙な姿にワイワイしてたが、
わりとあちこちに生えていたので
後半は無視されるように
そして
Kちゃんと僕の心を震わせたのが
多種多様なキノコたち
ほとんどはとても小さく、
エクステンションチューブを装着しての撮影
道すがら、「キノコがあるとうれしいな〜」
なんて言ってたら、枯れ葉のあたりから
生えまくってるじゃないか!
もはや、名前を調べるのは困難…
行きの道を大幅に遅らせた原因だ
●
そして、虫
マムシグサをモリモリ食べる
ビードロスズメ(蛾)の幼虫
よく見ると、蛇のような見た目だ
カゲロウの一種
種類が多くてよくわからん
アキアカネかなぁ
撮れなかったけど、オニヤンマも飛んでた
あと、黒くて青く輝くカラスアゲハがたくさん
さらに
大小のヒキガエル
種類の見分けは鼓膜にあるらしいが
正直よくわからん
ニホンヒキガエルかな?アズマヒキガエルかな?
Kちゃんはビビリまくり
僕は捕まえたりつついたり
カエルの可愛さをわかってほしいのだが…
●
最後に、滝
Gくんがウキウキで三脚やNDフィルタを用意してた
僕も三脚だけ使わせてもらった
絞りは最大のf16、SS2秒(NDなし)
構図をもうちょっと考えればよかったと思うが
水流とシルキーさがほどよい
自分好みの味になってウンメ〜
雨が降りそうであってもなくても
基本薄暗いので、
手持ちではちょっとブレるね
●
Kちゃん、Gくん、お疲れ様でした
部ログの撮れ高、すごいことになりましたよ〜