2017/04/16

江ノ島

「海へ行くつもりじゃなかった」と題したのは
フリッパーズギター

僕はこの日
海へ行くつもりで
ひとり電車に飛び乗った


国道をくぐるトンネルを抜けるととそこは


江ノ島だった


曇りがちの空、時々注ぐ日差しに
海が輝く


江ノ島、登ったことなかった


なかなかの急斜面


江ノ島エスカーは
着いたのが早すぎて開いてなかった



ちょっと登っただけでなかなか高い


あちこちに野良猫がいる

行く人来る人ちょっかいを出すも
意地でもリアクションをとらない
猫たち


マイペースの極み


つよい



リスさんかわいい



サスペンスドラマするにしては
罪の告白をする暇もなさそうな崖


階段を登ったり下ったり




トンビがなんか食べてた
ビニール袋を破いていたので
人から奪ってきたのだろう


最後の下り階段の先は


相模湾一望
霞んでいたのでだいぶコントラストいじりましたが
ぽっかりと富士山が浮かんでるようで面白い


磯になっています


フジツボや


カメノテの写真をたくさん撮ります
(結局あとでデータ消すんですが)


くぼみに取り残されたたくさんのアメフラシが
ギャルっぽいおばさんの悲鳴を浴びていました
(隠岐の方では食べるらしい)


行き交うカヌーや船を眺めながら
ウミウが羽を手入れしていました

そんな瞬間に一閃
青い彗星が通り過ぎた気がしました


わかりますか
これは85mmの限界


135mmにかえましたが
イマイチですか


あっ飛んだ


イソヒヨドリという鳥だそうです
わりとよくいる鳥だそうですが
可愛らしく美しい色


なるほど、鳥を撮るために
とんでもなくでかいレンズ持つ意味がわかります


海を眺めるために来たのですが


釣り人やカップルが続々きます


ぼんやりとするにはちょっと
騒がしい場所になったので
移動しましょうか


帰りの階段から見えたあれは
しらす漁かなんかかな
引いた網に鳥たちが賑やかに群がる




すこし道をそれてマリーナの方へ降りると
バイカーたちの群れ
首都圏からツーリングするのにちょうどいいのかな


江ノ電に乗ります





境川

さてどこに来たかというと


どこなんだろう


地図を見て思いつきで来た公園です
柳小路駅から10分ほど歩く


ちょっと広い公園程度に思ってたら


高い高い
見事なハイキングコースでした


江ノ島もよく見えます


またリスさん


これは山です


登りきったところに住宅地
住居表示は「片瀬山」
なるほど山です


なかなかハードな寄り道になってしまいました



公園を出て


藤沢駅に来ました


また江ノ電に乗り


稲村ガ崎駅でおりました


ジェーンがくる気配のない


穏やかな海


江ノ島に
思いを馳せながら
崖に腰掛けて
ぼんやりと
ソーセージパンを食べていたところ

やられました


こいつ
トンビ

手に衝撃が走ると
ソーセージパンには砂が

幸いソーセージパンを取られることは
なかったのですが
ひとりぼんやりパンを食べるおじさんは
稲村ガ崎の注目の的となってしまいました

照れ隠しに僕は
頭の上をぐるぐる飛び回る
僕を襲ったトンビを
カメラで追いかけたのでした




いてもたってもいられず海岸を歩き出します


もし一人じゃなければ
さっきは恥ずかしくなかったのかな


そんなことを思いながら宛てもなく海岸を


遠くのヨット横目に
歩き続けました


気づけば結構、江ノ島が近い

どれほど歩いたのか
物思いにふけってたような
そうでないような

歩き疲れたことだけはわかる

防波堤の高い階段を上ると


踏切で記念撮影する集団



鎌倉高校前の踏切は一部の方々にとって
聖地だそうで
わざわざ飛行機乗ってやってくるんだから
すごいねぇ

さすがに疲れると
思考がゆるゆるで
よくわからなくなる

これは帰りどきかな


十分に海を眺めたので
満足

それに
カメラ!カメラ!カメラ!
な一日となりました


家に帰って撮った写真を見返したら
最初の一枚が


これでした