2022/05/08

逗子・葉山 仙元山・ソッカ・森戸川・二子山ハイキング

朝6:00、横浜駅でFくんと待ち合わせ



いつもの三浦半島1DAYきっぷ(8年ぶり)で
京急線に乗って、初夏の逗子・葉山へ

横浜から1,440円、
三浦半島内の京急線・京急バスが乗り放題という
幾度となくお世話になってる神きっぷ(完全に信者)

毎年この頃になると、無性に森に行きたくなるのですが
イメージしているのは木漏れ日とせせらぎ

手軽に行ける三浦半島の地図を見ていて
見つけたのがタイトルのハイキングコース

およそ最大標高200メートル程度の山とはいえ
さほどメジャーではなく、道の整備もほどほどなので
なかなか侮れないコースとのこと

登山初心者の我々ができる準備は
装備はもちろん、
YAMAPでルート設定して、
電波の届かない場所でもGPSと連動して
地図を見られるようにすることが大事です


朝ご飯食べてないな〜ってことで
JRのコンビニNewDaysにてファンキーなおにぎりを購入
寝起きの胃袋にはやや重たかったか…


逗子・葉山駅に到着したのは午前7:00
駅前のセブンイレブンで飲料や小腹用の軽食を購入
Fくんは大きめのレジャーシートをゲット

セブンイレブンのすぐそばにあるバス停から、
衣笠駅行きに乗って、風早橋まで


マリーナ側に行かないバスなら
ほとんどこのバス停に行くようなので、
朝早くても本数が多くて助かる

トンネル前を右に入り、


木の下交差点の左手に


ハイキングコースの入り口


こんな感じで


思わず笑ってしまう急角度(誇張なし)
仙元山ハイキングコース木の下入口、通称「教会口」
葉山教会へと続く坂道


『人、全世界を儲(もう)くとも
己をうしない己を損せば
何の益わらんや』

────世界を手中にしても死んだら意味ないよ

僕たちは目の前の坂に捉われて
そんなありがたい聖書の一節も頭に入りません


坂半ばにして


この眺望よ
前日夜に雨が降ったのでもしやと思ったけど
からりとした初夏の青空です

暑いかなと思って薄着で来ちゃって
ちょっと寒かった


江ノ島が見えたから帰っていいかな…
いやいや、今日は森とせせらぎが目的だから


おいおいSASUKEか
さっきのトンネルのちょうど真上

こんな坂でも右側民家だからね
電動自転車も顔面ドラゴンズブルーでしょ
宅配便の送料が島しょ並みに取られそう


あ、葉山教会だ


靴紐をきつく締め直して、


脇の獣道へ


冒頭の通りしっかり準備して
チェックポイントを通過することで
安心安全にハイキングできる
己をうしない己を損するわけにはいかないのだ


看板かわいい…🥰


ああん…(恍惚)
あちらこちらに響く鳥の囀り
若いウグイスの下手くそなホーホケキョ
この木漏れ日…来てよかった


でも山道は嫌だ…



二人横並びで歩くのは無理(右側崖



正直低山だと舐めてたよ…


犬を散歩するおじさんとすれ違いましたが
ろくな荷物もない普段着の足元は登山靴でした
(自分はスニーカー)


朝露が美しい


登山口からおよそ30分の素晴らしい眺望は
仙元山頂上(118m)からです
よそ見したり写真撮ったりしなければ
20分程度で登れそうです

ベンチやテーブルがあります
公衆トイレがあります
これ以降はしばらくトイレがありません


富士山は肉眼では見えませんでした(薄すぎた)が、
写真で彩度を上げたら現れました


裕次郎灯台が見えます


まだ行程の序盤です
若干息切れ(運動不足)ですが
整えていきましょう



こういうの見ると山に来た感出るね


いきなり先が見えないほどの
急激な下り


細い尾根です


木の根の階段を登り


また細い尾根
両側崖です
木漏れ日の美しさに見惚れて
足を踏み外しそうになりました


なかなかの秘境っぷり


降っては登り、
登っては降る


まだ時間が早いのか、人にほとんど会っていません


足元の青い小さな花が癒し
トウゴクシソバタツナミというそうです
立浪=ブルーですからね


これ登るんだよウフフ


今度は降りだねアハハ

ガッタガタの階段がめちゃくちゃ怖い


そしてさらに登る…先が全く見えない!
トラウマです
もう登山はこりごりだ


ここで一旦休憩…うすら寒かったのに汗だくです
流石にこのベンチはボロボロすぎて座る気になれず
ってか、ベンチ持ってきた奴いるの…?


分岐のチェックポイント
左側が今回の目的ルート


右の道は「南尾根登山口」となっています
観音塚というところへも行けるようです

で、予定通り分岐を左に入って間も無く


ソッカ山頂、午前8:30
語源は不明ですが、古くからの呼称だそうです
西武グループの私有地とのこと
作業場になっていて、山頂の整備に勤しんでいる模様
眺めは木々が元気だったため、
それほど見えなかったので割愛


気持ちは次の行程に向いています
山頂先の細い林道を一気に降ります


山のマークに「文政四年二月…」とある石標
大体200年前らしいけど、土地の調査でもしたのかな
随分綺麗に残ってるね


坂道一気


あちこち倒木が
木の皮剥いで挟まってる


日当たりが悪いので足元のぬかるみがすごい
倒木を跨ぐのもソロリソロリ


枯れ葉やツルツルの岩肌
転んだら死ぬ!


自転車降りて…って
自転車乗って来るところかよ!
葉山のセレブたちはやることが違うな!


突然竹林


しかも崩れてる


湧水!
先日の雨のせいかな
ツルッツルで困った
竹をつかみながら勢いで攻略


下山完了
23番チェックポイント到着です

以上、仙元山・ソッカハイキングでした


まだ終わりません


ここからが本番なのです
当初の予定ではこれから行くコースのみを計画していましたが
行程が短すぎるような気がして
欲張って仙元山・ソッカのコースを追加したのでした


川沿いの住宅街を


進んでいくと


おい、人の家に入るのか…?
って雰囲気


川の名前は森戸川といいます


雰囲気一変


門…?


全く歓迎されていません


イノシシ…会ってみたいぜ(ジュルリ
門の右側が通れるようになってますが
太っちょには厳しいかもしれません


立ち入り禁止の割にナンバリングしてるじゃねえか
地図上では「大山林道(森戸川林道)」となってます
今回メインの目的はこの森戸川の遡上です


午前9:20
空気は一層ひんやりとして、しっとりしています
脱いだ上着を着直しました


しみ出してる〜


ああ〜新緑が染みる〜


水音に癒される〜


近隣の子どもたちの自然教室となっています
ゴミなどで汚す不届き者がいるらしいです


僕の求めていた100%がここにあったのです
最初の登山なんていらんかったんや!


道すがら支流が!
ウキウキでジャンプで飛び越え


いい〜すごくいい〜
水の音ってほんと癒される



シダ植物も新緑で美しい〜


道はグチョグチョです


そこらじゅうから染み出してるからね
どろんこ覚悟



突如Fくんが川に降りた!


あら〜^


もうここがゴールでいいわ…
木漏れ日とせせらぎ、欲しいものがここにありました
しばらく堪能していたら元気な子どもたちがやってきたので
この一等地を譲り、我々は予定のコースへ


しばらくは平坦な、川を下に見る
渓谷の遊歩道を歩きます
すれ違う人も増えてきました


このコースは野鳥観察の聖地ということで、
大きいカメラ持った人とよくすれ違いました
大荷物でも入りやすくて、高低差もないからね


途中、三浦半島中央道路が頭上を通るので
一瞬夢のような世界から引き戻されますが


滝がまた連れ戻してくれます
大小あちこちにあるので
いちいち足を止めて見ていては進みませんが
いちいち見たくなります



自生したフジが綺麗


生ハンミョウは初めてお目にかかりました(都会っ子






カモかも〜
こんな奥の方までやってくるんだね


やっぱり雨の影響か、湧水がすごい
遊歩道も川と化しています


森戸川の分岐…というか
合流が正しいのか
ここで林道は終わりだそうです
相川って人の名前かなと思ったけど
川が合流する地点を意味してるのかな


看板が荒れてます
この分岐は左側へ行くのが正しいようです


中沢、と呼ばれる方へ行き、途中で二子山方面に入ります


道が一気に荒れてきました


道らしい道はない
どうやら令和2年の台風による一撃で
かなり激しく崖崩れが起きた模様
遊歩道が無くなってしまったそうです


すれ違ったマダムに教えていただきました


というわけで、川の中を歩く感じです
水量が多いとマダムはおっしゃってましたが
山を舐め腐ったスニーカー(防水スプレー)の僕でも
浸水さほどなく踏破できたので、
防水加工のトレッキングシューズであればなんら問題ないでしょう



楽しすぎてはしゃぎまくってます


だって全然人がいないんだもん


ヤダ〜もう靴濡れちゃうよ〜


楽しいね〜😊


左手に二子山・東逗子駅方面の看板が見えました


ここで森戸川(中沢?)の本流とお別れです
次来るときは靴をちゃんとしてバチャバチャ進んで行きたいです



午前11:00
この辺りからすれ違う人かなり増えました


また登山です


森戸川の源流の一つとされる湧水へ向かいます


倒木も慣れっこだい


川のせせらぎはまた眼下へ


…カニ!?
残念ながら生きている姿は
見かけることはありませんでした


あれ、ここ源流かな?
シダの奥の方から流れ出ているようです


あ、まだ上から流れてきてる



雨のせいもあるかもだけど
一応ここが源流…なんだろうな多分
なんか知らんけど嬉しい

さて、お次は二子山の山頂を目指します


いきなりこれ!
ロープだよ!
怖いねぇ


合ってるのかな…
不安になります
携帯電話の電波も入りません
が、スマホのGPSとYAMAPの連携のおかげで
迷うことはありませんでした
初心者コースだけど
遭難は嫌だもんね


この案内板
アニメみたいに90度回してみたいよね
でも、現実たくさん人が死ぬよね


あっ!キツツキ!
慌ててカメラ向けたけど写ってねえ!
コゲラでした




もう登山は嫌だって〜




KDDIの中継所
気づいたらスマホの電波入るじゃないですか!


山頂に到着
午前11:30


横浜駅の崎陽軒で買ったチャーハン弁当


塩味がうまい!
でも、朝食べた「のり弁おにぎり」のせいか、
これ食べなくても全然行けたな感がある
下山してからランチしてもよかったかもね


仙元山とは違うおよそ208メートルからの眺望…
こっちは横浜みなとみらい方面だ〜


スカイツリーも…見える見える
予定では阿部倉山方面と思ってたんだけど、
もう登山は飽きた!というふたりの意見が合致
そして、トイレに行きたいということで
南郷山公園へ下山することにしました



かなり歩きやすい、広くて平坦なハイキングコースです


刺激が足りない…


なかなか急です


でも木漏れ日が気持ちいいのは間違いないね


あら、看板かわいい😍

階段を降ると公園の広場です


気持ちのいい公園
たくさんの親子連れの家族たち
テニスコートも賑わっています


あれが登ってきた二子山だ〜


ほんとこの季節、気持ちがいいなあ


この公園もまだまだ高台です(標高65メートル)


坂を降りきったところに
ショッピングプラザHAYAMA STATION
2年前の真夏にドライ部できたことがあります


登山するつもりで大荷物だったため
お土産を背負う余裕がなかったので
今回はお茶のソフトクリーム食べただけ
さっぱりして美味しい

下山完了、森とせせらぎを堪能して目的達成!
さあ、最寄りのバス停から帰るか〜?



HAYAMA STATIONの裏手の坂を登ります


葉山の高低差パネぇ


イトーピア会館…
伊藤忠系の団地ブランドですが


足パンパンのところにこの階段は堪える


丘の上にバス停がありました
イトーピアバス停からバスに乗ってJR逗子駅を目指します




京急の1日きっぷ買ってるのに
Youは何しにJRの駅へ?

これからまだ行きたいところがあるんです
京急バスの始発に乗って座りたいのです
長井行きのバスに乗って数秒で寝落ちしました(徳光)



目を覚ましたらもう長井についていました


道を渡って反対側、荒崎行きに乗り


終点で降りるとそこは荒崎なわけです


小さな漁港


山あり谷あり海ありで
三浦半島は本当に楽しいですね



荒崎公園内から海に出ると
城ヶ島と同じ風景が広がります


ゴジラの背中のような磯です



あちこちの潮溜りにはたくさんの命が…
と言いたいところでしたが、
大勢の子供たちによって乱獲された後のようでした



だんだん日が傾いていい感じに


三浦半島のサイクリングコースにはマイルストーンがあり
ここはタカアシガニのモチーフでした
散々アップダウンを経験した身分としては
自転車でぐるぐる回るイメージが湧きません


海岸線が崖なので
笑えない坂道に何度も遭遇することでしょう


なんか知らんけどIKKOさんぽく言いたくなります


わあ、素敵なプライベートビーチですね
降りられないけど



今にも崩れそうな洞窟がたくさんあります



穴があったら入りたくなる


弁天島の向こう側、
ソレイユの丘というおもしろスポットの
観覧車が見えますね


僕の興味はもっぱら地層です
地層がご馳走! Yeah!
突然でごめんなさい


磯をいくルートはどうやら
だいぶ前の散策路の名残のようです
通れない痕跡があちこちに見られます



複雑怪奇な大地の模様
指に少し力をこめて掴むだけで
簡単に崩れてしまいます




本当に興味深い露頭です
別に地質学好きってわけではないんですが
地球が見えないぐらいの速度で
ゆっくり流動し、風や波で削られ、
今、この姿を見せてくれている
と思うと感慨深いのです


夕陽の丘、というところに登ってみました



日没まで時間があるので、
Fくんがセブンイレブンで買ったレジャーシートに寝転がります


寝ようと思ったんですが…
ずっと風が吹いて寒かった…
ちょっと薄着すぎたのは失敗でした
遭難してたら凍死してたかも


夕焼けらしくなってきたのはおよそ午後18:00〜30


最後まで見届けようと思いましたが
寒すぎたのと帰りのバスの時間があったので
10分程度見て退散




バスに乗って気がついたら三崎口駅についてました
またしても徳光…!

フリーきっぷを余すことなく
京急バス、京急線を使いまくったぞ
三浦半島堪能するなら間違いなくこのきっぷがさいつよ

クタクタだったので横浜を目指す電車の中でも徳光です
体力ないな〜


目が覚めたらなぜか


メガ盛り野菜マシ目玉焼きオンの熱々ナポリタンが…?